絶対外せない!京都観光で特に必見のスポット30選まとめ!

日本を代表する観光都市・京都でさまざまな名所を見て回る際、あまりにも見て回りたい場所が多すぎて絞り切れませんよね。もし京都観光を計画していて、場所を決めづらい場合はとくにオススメの場所に注目してみてはいかがでしょうか。

今回は京都観光でとくにオススメのスポットを30か所ご紹介します。

もくじ

京都観光でとくにオススメのスポット30選を一挙紹介!

京都の観光名所といえば、金閣寺や清水寺など数え上げればきりがありません。非常に有名なものだけでも数が多い分、限られたスケジュールの中で行く場所を決めるのは大変ですよね。

以下にとりわけオススメの名所を30か所挙げていきますので、参考にしていただけるとよいでしょう。

インスタ映えする水路閣や三門がある南禅寺

南禅寺
南禅寺は左京区にある臨済宗南禅寺派の大本山です。鎌倉時代後期に亀山上皇が願って創建されたため、国内の禅宗寺院で最高級の格式を誇ります。

境内には盗賊・石川五右衛門が絶景を讃えたとされる三門や、インスタ映えする水路閣、小堀遠州が作ったとされる庭園を備えた方丈など見どころが多いです。加えて桃山時代の襖絵や茶室が残る金地院や、紅葉のライトアップで賑わう天授庵のような塔頭寺院もあります。

金色に輝く舎利殿が特徴的な金閣寺(鹿苑寺)

金閣寺
北山エリアを代表する臨済宗相国寺派の寺院で、鹿苑寺が正式名称です。14世紀の終わりに室町幕府3代将軍・足利義満が別荘として建立しました。彼の死後に正式な寺院となっています。

最大の見どころは、鏡湖池のほとりに立つ金色の舎利殿「金閣」です。上の2層が金箔で覆われているとともに、各階層で寝殿造と武家造り、禅宗様式が取り入れられている点でも際立っています。

金閣以外にも、江戸時代に建てられた茶室「夕佳(せっか)亭」や現存最古の建物である不動堂のようなスポットも見ごたえがありますので、ぜひ一緒に見るとよいでしょう。

落ち着いた銀閣や書院造で有名な銀閣寺

銀閣寺
左京区にある東山を代表する寺院の1つで、室町幕府の8代将軍・足利義政が建立しました。

境内最大の見どころは銀閣で、もともと金閣寺と同じように銀箔を貼る予定だったものの、結局木造のまま現在にいたっています。しかし金閣とは対照的に、落ち着いた佇まいが大きな魅力です。

また銀閣のすぐ近くにある東求堂には、書院造で知られる同仁斎があり、毎年春と秋に特別公開が行われます。歴史の教科書にも登場する東山文化の粋を生で見られるため、銀閣とともに一見の価値がある存在です。

遅咲きの桜・御室桜と皇室との関係で知られる仁和寺


右京区の御室地区にある真言宗御室派の寺院で、世界遺産にも指定されています。平安時代の888年に宇多天皇によって創建され、寺院名も当時の元号「仁和」からとられました。

境内には遅咲きの桜である御室桜が約200本植えられているため、桜スポットの多い京都でも遅い時期に花見を楽しめる寺院として人気が高いです。また国宝指定されている金堂は、江戸時代に皇居の紫宸殿を移築したという意味で抜群の見ごたえがあります。

ほかにも御室の塔として知られる五重塔や、「京都三大門」に数えられる壮大な仁王門もあり、見どころに事欠きません。

江戸幕府の始まりや大政奉還の舞台となった壮麗な二条城

二条城
京都市内でも中心に位置する中京区にある城で、江戸幕府の初代将軍・徳川家康が将軍の宿泊や御所の守護のために築城しました。家康の将軍宣下が行われた場所であると同時に、幕末には最後の将軍・徳川慶喜が大政奉還を行った城として有名です。

城内最大の見どころが壮麗さあふれる二の丸御殿で、狩野派による美しい障壁画や装飾が多く見られます。廊下にも不審者対策として「鴬張り」と呼ばれる仕掛けが施されている点で独特です。奥の広間では大政奉還のシーンを再現した展示があるため、歴史の転換点を生で見るような気持ちになれるでしょう。

二の丸御殿以外の見どころとして、御殿隣にある小堀遠州が作った庭園や北側の清流園などもあります。

清水の舞台や音羽の滝で有名な清水寺

清水寺
京都を代表する寺院の1つで、平安時代に征夷大将軍として蝦夷を討伐した坂上田村麻呂も創建に関わりました。

本堂は端の部分が崖の先にせり出していることから、「清水の舞台」として知られています。毎年訪れる観光客にとって最大の見どころで、舞台から下の部分をのぞき見るのは清水寺観光で定番の風景です。舞台の周りに植わっている木々は、季節により桜や紅葉などを見せてくれるため、より清水寺を美しく彩ります。

また舞台の下にある音羽の滝は、境内最大のパワースポットとして有名です。学問・恋愛・長寿のご利益があるとされる3本の滝の水を観光客がいただく姿も、日常的な風景になっています。

弘法大師や日本一高い五重塔で有名な東寺

東寺
京都駅からすぐ南側にある真言宗の寺院で、正式名称は「教王護国寺」です。もともと平安京遷都後の796年に都を守るための寺院として建立されました。のちに嵯峨天皇が弘法大師空海に与えてからは、真言宗の寺院として発展します。

最大の見どころが、東寺を語る上で欠かせない五重塔です。高さは54.8mと国内で最も高い五重塔として知られています。また桜や紅葉の名所でもあり、春や秋の夜間に行われるライトアップで見られる五重塔との組み合わせは感動させられるでしょう。

ほかにも空海が生活に使っていた、国宝の御影堂や境内最古の建造物である宝蔵も、一見の価値があります。

さまざまなご利益で大人気の京都最古級神社・下鴨神社(賀茂御祖神社)

下鴨神社
左京区の加茂川と高野川の合流地点近くにある神社です。2,000年もの歴史があることから、上賀茂神社とともに京都でも最古級の神社として知られています。また正門である重要文化財の楼門は、朱色と白色が特徴的であることから、下鴨神社のシンボルです。

下鴨神社にはさまざまなご利益があることでも知られています。相生社や連理の賢木(さかき)には縁結びのご利益が、河合神社には美のご利益があるとされるため、とくに女性からの人気が高いです。ほかにも十二支の神様が祀られている十二支の社や、災難除けのご利益がある御手洗社などさまざまな社殿があるため、必要なご利益をいただくにはよい神社でしょう。

温泉やレストランまで備えた京都のシンボル・京都タワー

京都タワー
京都駅烏丸口を出ると目の前にそびえる京都のシンボルです。タワー自体の高さは131mであり、展望室からは京都の市街地を一望できるほか、天気が良ければ大阪の街並みも見えます。

タワーには飲食フロアやお土産物屋が多く入っている京都タワーサンドや温泉なども備えてあるため、八つ橋など京都名物のお土産物を購入したり、京都が誇る和文化の体験ができたりするなどアクティビティは多彩です。

加えて温泉やホテルでは、地元住民だけではなく夜行バスや新幹線を使って京都に着いた人も大勢利用します。駅からのアクセスもよいため、気軽に利用しやすいでしょう。

桓武天皇と孝明天皇を祀っている平安神宮

平安神宮
左京区の岡崎地区にある神社で、平安京遷都1100年を記念して1895年に創建されました。御祭神として平安京遷都を行った桓武天皇と、京都首都時代最後の天皇である孝明天皇(明治天皇の父)が祀られています。

正門の応天門やメインの大極殿など、平安時代の大内裏にあった主要な建物を再現されているのが特徴です。境内を歩けば平安時代にタイムスリップした気分を味わえるでしょう。

また四季折々の草花が見られる神苑も見どころの1つです。規模は約3.3万㎡と壮大である上、春の紅しだれ桜や夏の花菖蒲など季節ごとに美しい花が見られます。また庭園自体も1000年にわたって京都で育まれてきた、作庭技術がふんだんに盛り込まれているのも特徴です。

豊かな自然の中にある縁結びスポット・貴船神社

貴船神社
京都の市街地よりも北、貴船地区にあります。清流の貴船川など豊かな自然に恵まれた場所にあるため、清流や森林から強力なパワーが生じる神社として人気が高いです。平安時代には雨ごいや雨止みの儀式で馬を奉納していたため、絵馬発祥の地ともなりました。

また貴船神社は、古くから京都でも屈指の縁結びスポットとして有名です。平安時代の女流歌人・和泉式部も夫との復縁を願ってお参りし、見事に関係を改善できた故事があります。もし恋愛関係のお願い事があれば参拝するとよいでしょう。

豊かな自然の中にあるため、桜や紅葉のスポットとしても人気です。とくに本宮へ向かう参道には両側に赤色の灯篭が飾られているため、灯篭と桜や紅葉の組み合わせは非常に映えます。

天狗伝説や義経にゆかりがある鞍馬寺

鞍馬寺
貴船神社から東に行った鞍馬山にある寺院です。平安時代末期には日本史の英雄である源義経も少年期を過ごしており、山の中で天狗と修行に励んだ伝説も残っています。

中心にある本殿金堂は鞍馬寺最大の見どころです。建物の前にはご本尊である尊天のパワーの集まる金剛床があるため、浄化や開運のエネルギーをいただくために多くの人々で賑わっています。また本殿金堂から奥にある博物館・霊宝殿では、変わったポーズをする毘沙門天像があるため合わせて見るとよいでしょう。

最奥にある奥の院は貴船神社に抜けるハイキングコースになっているとともに、義経が修行したとされる場にもなっています。随所に義経に関係するスポットもあるため、立ち寄りながら散策するのがオススメです。

嵐山を借景にした壮大な庭園で知られる天龍寺

天龍寺
嵐山にある臨済宗天龍寺派の総本山で、室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために創建しました。京都五山で最も格式が高い寺院とされています。

最大の見どころは、境内にある曹源池庭園です。初代住職・夢窓疎石国師が自ら作庭したもので、桜や紅葉で美しい嵐山を借景にしている分、表現しようのない美しさを醸し出します。

曹源池庭園以外にも、天井に雲龍図が描かれた法堂や達磨図のある庫裏などもオススメのスポットです。

日本の歴史をも左右した皇室ゆかりの寺院・大覚寺

大覚寺
嵐山の中心部から北東に行ったところにあります。平安時代に嵯峨天皇が建てた離宮を寺院にしたため、「旧嵯峨御所 大覚寺」が正式名称です。また鎌倉時代には後宇多法皇が境内の正寝殿で院政を行いました。彼の血筋である大覚寺統からは後に後醍醐天皇が現れ、南北朝時代へとつながっていきます。

日本の歴史をも左右した大覚寺では、正寝殿や宸殿など王朝文化の面影を残すスポットが多いです。とくに境内にある大沢池は、嵯峨天皇が舟遊びを行った場所として知られています。毎年中秋の名月に行われる「観月の夕べ」は、大覚寺最大の年中行事です。船の上から満月を見ると、まるで平安貴族になったような気分に浸れるでしょう。

京都有数の縁結びスポット・八坂神社

八坂神社
清水寺などがある祇園一帯で代表的な神社です。御祭神のスサノオノミコトが夫婦仲の良かったことなどから、京都でも有数の縁結びスポットとして知られています。また縁結び以外にも美容や厄除け、商売繁盛関係の摂社末社も多くあるため、さまざまなご利益をいただきたい場合にオススメでしょう。

国宝の本殿は、拝殿と一体になっている祇園造りと呼ばれる建築様式で、国内の神社にある建物でも貴重な存在です。また本殿の前にある舞殿には、多くの提灯が飾られています。行事のたびに伝統芸能が奉納されたり、夜間に提灯が光ったりするため、見ごたえ抜群です。

日本で最も有名な石庭がある龍安寺

龍安寺
金閣寺の南西にある臨済宗妙心寺派の寺院で、室町幕府の管領・細川勝元が公家の徳大寺家から譲り受けた土地に創建しました。江戸時代には京都界隈の有名観光地として賑わっています。

方丈の隣にある石庭は、龍安寺最大の見どころです。1975年にイギリスのエリザベス女王が来日した際に拝観し、テレビカメラを通じて絶賛したことがきっかけで有名になりました。石庭にはすべてで15個の石が配置されている一方、解釈については「虎の親子が川を渡るさま」を表現したという説などさまざまです。

石庭以外にも方丈内部の「襖絵」や「つくばい」もオススメといえます。とくに「つくばい」には仏教や茶道の神髄である「吾唯足知(われただたるをしる)」と記されているため、生き方や心掛けなどを考えるにはよいスポットでしょう。

豊臣秀吉が催した醍醐の花見の舞台・醍醐寺

醍醐寺
山科区の南側にある醍醐山の一帯に広がる寺院です。平安時代に空海の孫弟子・聖宝理源大師が開き、醍醐天皇の庇護で発展しました。安土桃山時代には豊臣秀吉の庇護を受けて、彼が亡くなる半年ほど前には醍醐の花見の舞台になっています。

寺域は醍醐山の麓に広がる下醍醐と、山の中に設けられている上醍醐の2か所に分かれ、とくに下醍醐には、伽藍や三宝院など境内散策の有名スポットが多いです。三宝院は醍醐の花見の舞台になった場所で、見事な襖絵の見られる表書院や秀吉が作庭した庭園など見どころがいろいろあります。

また伽藍の五重塔は、京都市内最古の木造建築物として貴重で、内部の空海像や両界曼荼羅も見ごたえ抜群です。ほかにも境内各所には桜や紅葉が植えられており、花見や紅葉のシーズンでは多くの人々が訪れます。

京都最強の観光スポット・伏見稲荷大社

伏見稲荷大社
京都市中心部から南東に位置する伏見エリアにある神社です。京都に数ある観光スポットの中でもトップクラスの訪問者数と人気を誇ります。とくに年始の初詣での参拝者数は、全国で最も多い部類に入るほどです。

境内最大のスポットが、社殿の後ろ側にある千本鳥居でしょう。古くから五穀豊穣や商売繁盛を司る稲荷大明神への祈願が成就した感謝の気持ちとして、鳥居が奉納されてきました。稲荷山の森の中を通っているため、神々しいパワーを感じられるでしょう。

千本鳥居以外にも、おもかる石がある奥の院や熊鷹社、縁結びで知られる荒木神社など見どころに事欠きません。また境内の各所には狛犬ならぬ狛キツネがあり、鍵などを加えています。ほかにも休憩施設の稲荷茶寮では、インスタ映えするパフェも注文できて人気が高いです。

風神雷神図などの絵を間近で見られる建仁寺


祇園エリアにある臨済宗建仁寺派の大本山で、臨済宗を伝えた栄西禅師が1204年に開きました。長い歴史の中で何度も火災に見舞われたものの、今日では祇園エリアでオススメのスポットの1つに数えられます。

さまざまな絵を間近で見られるのが大きな見どころです。とくに本坊にある俵屋宗達の『風神雷神図』はデジタル複製の形で展示されているため、名画を間近で見られます。ほかにも海北友松の『雲龍図』や、法堂の天井にあるスケールの大きい『双龍図』もオススメの絵です。

絵以外にも境内の随所には見事な庭園があります。中でも方丈の南側にある大雄苑は、大海原をイメージしながらも、ところどころで石や苔を配置することで落ち着いた要素を見られるのが特徴です。

学問の神様・菅原道真公を祀っている北野天満宮

北野天満宮
織物で有名な西陣地区にあり、学問の神様・菅原道真公を祀っています。学問関係のご利益で有名なだけに、受験シーズンになると多くの受験生や家族が祈願したり、お守りを受けたりする光景が一般的です。

最も中心にある御本殿は、豊臣秀吉の子・秀頼が再建したもので、独特な建物の構造と華やかな装飾が特徴になっています。ま梅を愛した道真公にちなんだ梅苑や、紅葉の名所である御土居もあるため、季節ごとの美しい花々を楽しめるでしょう。

ほかにも境内各所には撫で牛の像があり、改善してほしい体の部分に合わせて触ると調子が良くなるとされています。

嵐山のシンボルとして名高い渡月橋

渡月橋
京都随一の観光エリアである嵐山を象徴する橋です。平安時代に架けられ、鎌倉時代に亀山天皇の「くまなき月の渡るに似る」という感想から「渡月橋」の名前が付きました。

背後にそびえる嵐山の桜や紅葉との組み合わせは非常に人気があり、春や秋に訪れる観光客の中にも桜や紅葉をバックに映える渡月橋の姿に感動する人が多いです。また静かな夜間に、ライトアップで照らしだされる姿は幻想的といえます。

豊富な国宝の仏像と通し矢で知られる蓮華王院三十三間堂

蓮華王院三十三間堂
東山区にある寺院で、「蓮華王院」が正式名称、「三十三間堂」が通称です。平安時代末期に後白河法皇の発願で建立されました。

堂内には1,000体の千手観音立像や中央部の千手観音坐像などさまざまな仏像が安置されています。いずれも国宝指定を受けている分、非常に高い文化的価値を感じられるでしょう。なお千手観音立像は、いずれも違った表情をしているため、懐かしい顔が見つかるともいわれています。

加えて毎年1月初旬に開催される、新成人の弓道有段者による大的大会も、三十三間堂最大の恒例行事です。とくに女性参加者が優雅な羽織袴を着けた状態で大会に臨む様子は、大海最大の見どころになっています。

京都随一の紅葉の名所・永観堂(禅林寺)


左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山寺院です。もともと真言宗寺院であったものの、平安時代中期以降に浄土信仰が広まる中で浄土宗寺院になりました。

永観堂は京都随一の紅葉スポットとして有名で、「秋はもみじの永観堂」として古くから親しまれています。紅葉の季節になると放生池一帯や多宝塔などで鮮やかで美しい光景の広がるさまが見どころです。また同じ時期の夜間に行われるライトアップでも、鮮やかさに加えて幻想的な様子が感じられるでしょう。

なお阿弥陀堂では、見返り阿弥陀像と呼ばれる珍しい仏像も見られます。国内でも多くは見られないため、紅葉に合わせて一緒に見るのもオススメです。

かつての日本の中心だった京都御苑・京都御所

京都御苑・京都御所
上京区にあるかつての皇居で、鎌倉時代末期から明治時代初期までの約550年にわたって日本の中心であり続けました。御所の内部には紫宸殿や清涼殿などがあり、伝統的な工法を用いつつ優雅に皇室の権威や高貴さが表現されています。

京都御苑は御所の周りに広がる公園エリアで、かつて朝廷に仕えた公家の屋敷が多く建ち並んでいました。現在では一般に広く開放されており、かつての公家屋敷を示す石碑だけではなく、桜や梅、紅葉などを1年中楽しめる自然スポットになっています。

聖徳太子や生け花にゆかりのある六角堂(紫雲山頂法寺)

六角堂(紫雲山頂法寺)
市内中心部の住宅街やビル群の中にある寺院です。聖徳太子が開いたという言い伝えがあるほか、生け花発祥の地としても知られています。

名前の通り境内の中心には六角形の六角堂や、聖徳太子にゆかりがある開山堂など建物もさまざまです。また六角堂の前にある柳の木は、嵯峨天皇が美しい女性に出会って期先に迎えた逸話から縁結びのスポットとして知られています。

生け花についてはもともとお堂で仏様にお供えする花の研究から始まり、室町時代に池坊専慶が大成したというものです。すぐ近くには池坊会館もあり、定期的に華道展などの行事が行われています。

非常に強力なご利益が期待できる安井金比羅宮

安井金比羅宮
祇園エリアで建仁寺のすぐ近くにある神社です。縁切りと縁結びで強力なご利益があるパワースポットとして知られています。

お参りする際は普通に社殿で祈ってから、形代にお願い事を記し、縁切り縁結び碑をくぐって貼りつけるのが作法です。具体的にお願い事を書くと同時に、他人の不幸を願わないことがポイントになります。

なお安井金比羅宮で扱われているお守りなども、縁切りや縁結びに関係するものであるため、祈願と合わせて身に着けておくとよいでしょう。

豊臣秀吉の正室・ねねの夫に対する思いの強さを感じられる高台寺

高台寺
清水寺の北にある臨済宗の寺院で、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが亡くなった秀吉を弔うために建立しました。なお寺院名も、ねねが出家した際の名前「高台院」からとられています。

境内には方丈や観月台、霊屋(おたまや)などがあるものの、多くが秀吉と共に過ごした伏見城などから移築したものです。加えて霊屋も、秀吉の眠る阿弥陀ヶ峰が見える場所に立てられているため、ねねの秀吉との思い出を大切にしたいという思いを感じられるでしょう。

高台寺は東山きっての桜や紅葉のスポットとしても有名です。とくに夜間の特別拝観では、ライトアップに加えてプロジェクションマッピングも駆使して、桜や紅葉を照らしたり彩りを添えたりします。

お食事やお土産のスポットが多い清水寺への参道である二寧坂・産寧坂

二寧坂・産寧坂
高台寺方面から清水寺へと登っていく参道です。麓から二寧坂・産寧坂と続いて清水寺の北側に至ります。坂の名前は、秀吉の妻・ねねが出産を祈願して坂を上り清水寺にお参りしたという逸話にもとづくものです。

坂道の両側には数多くの料理店やお土産屋が出店しており、清水寺を訪れる観光客や修学旅行生で賑わいを見せています。中でも二寧坂にある「スターバックスコーヒー」や「ゆどうふ奥丹」などは非常に人気が高く、混雑が見られるのも日常です。

お土産についても匂い袋やタオルなどさまざまな種類のお店が出店しているため、お土産探しで悩む場合は立ち寄ってみるとよいでしょう。

梅雨のあじさいが美しく映える三室戸寺

京都 三室戸寺
平等院鳳凰堂や宇治茶で有名な宇治市にある寺院です。奈良時代の創建と伝えられ、古くから西国三十三所の霊場として賑わってきました。

三室戸寺最大の見どころは、境内のあじさい園です。梅雨の時期を迎えると、約50種1万株ものあじさいが開花して見頃を迎えます。満開のあじさいは非常に人気が高く、とくにハート型のあじさいは恋の叶うご利益があるとされ、注目の的になりやすいです。

あじさい以外にもツツジやハスなども春から夏にかけて美しく咲き誇るため、春から夏の時期が一番適した時期といえます。ほかにも勝運をもたらすとされる宝勝牛の像や、財運や開運をもたらす宇賀神の像も見どころです。さまざまなご利益を求めて参拝してもよいでしょう。

遠くから眺めても歩いても美しさを感じられる日本三景・天橋立

天橋立の全貌
宮津市にある日本三景に数えられる名所です。周辺にある天橋立ビューランドや傘松公園の展望台などから全景を見られるほか、実際に歩きや自転車で見て回れます。

歩きや自転車以外にも観光船を使って海側から雄大な姿を見ることも可能です。加えてアウトドアも盛んで、近年では優雅にキャンプを楽しむグランピングのスポットも多くなってきています。

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