京都旅行であれば、必ずといっていいほど訪れる場所とは?
そう、「京都タワー」ですよね。なんといっても京都駅のすぐ目の前に建設されているため、見逃すはずはありません。今回は、そんな「京都タワー」の楽しみ方について、詳しく解説していきたいと思います。
京都タワーの魅力って?
京都駅の地下通路と直結しているため、連日利用客で賑わっている京都タワー。雨の日でも濡れることなく、ショッピングやリラクゼーション・グルメ・展望などを一度に楽しめる施設なので、観光客だけでなく、多くの地元民も訪れるスポットです。
地上3~9Fまではホテルを兼ねており、アクセス良好で観光に大変便利と好評ですので、旅の初日は展望室で観光スポットを確認し、最後はお土産を調達できるという大変利便性のある施設と言えるでしょう。
京都タワーのスポット別 見どころ&楽しみ方
京都タワーは、タワービルに含まれる商業施設やホテル、そして展望室といったフロアで構成されています。各フロアごとに異なる楽しみ方や見どころ、特徴についてお伝えします。
展望室
タワービル1Fの専用入口から上ると、360℃のパノラマビューが広がる展望室があります。地上100mの高さから、京都の街並みを一望でき、肉眼では見えない観光名所を探すこともできます。
真下を覗くと怖いので、できるだけ遠くを見られることをおすすめいたします。
夜になるとまた見え方も変貌します。
上下2段のフロアに分かれており、上フロアには無料で利用できる望遠鏡、下フロアにはペアチェアが並んでいるため、一通り見終わった後は下フロアでゆったりと眺望を眺めるというプランもいいですね。
展望室内には京都タワーのマスコットキャラクター「たわわちゃん」のご神体が輝く「たわわちゃん神社」もあり、京都市街で一番高い神社として知られていて、多くの参拝客が縁結びなどを祈願しています。
YUU(大浴場)
タワービル地下3Fにある、広々とした大浴場。朝7:00~営業しているため、夜行バスを利用した方などにとっては嬉しい存在となっています。夜は22:00まで利用でき、ゲストハウスやカプセルホテルに宿泊した人にも好評です。
入浴料は大人・平日770円、土日祝910円、小人(2歳~小学生まで)全日450円ですが、タワーホテルの宿泊割引があります。→当面の間、13:00~21:00までの営業(最終入場20:30)
タワーサンド
地下1F~地上2Fまでの3フロアに渡って作られた、京都の新名所とも言える商業施設。一日に「3度」楽しむというコンセプト通り、各フロアごとに設けられているテーマ・ショップによって、一日中いても飽きない造りになっています。
グルメを堪能できるB1Fのフードホール、タワーサンド限定スイーツなどを購入できる1Fのショッピングエリア、京都と言えばの和菓子づくりなどが体験できる、2Fの体験型ショップエリアといった構成です。
タワーホテル
京都タワーの3~9Fまでを占める、好アクセスの宿泊施設。3Fにはインフォメーションセンターやビュッフェ会場であるタワーテラスが、最上階にはスカイラウンジが入っており、京都の夜景を楽しみつつ、カクテルなどを飲めます。
京都観光の起点には大変便利なホテルと好評です。客室タイプは、シングル~ファミリー向きまでバリエーション豊か。和とモダンが融合した近代的な空間で、ゆったりと旅の疲れを癒しつつ、観光を楽しめます。
京都タワー限定!お土産&グルメ5選
タワーサンド内のショップには、ここでしか買えない!食べられない!限定スイーツやお土産品が多数あります。その場で目移りしてしまう人も多いので、代表的な一部をご紹介します。
生茶の菓アイスバー(京都北山 マールブランシュ)
エスプーマを使って抽出されたお濃茶ソースに、ひんやりとして濃厚なお濃茶アイスバーをディップして食べる、新感覚スイーツ。一口で口いっぱいに抹茶の香りが広がる一品です。
舞子はんひぃひぃ七味入り 昆布大根(京つけもの 本家こじま)
食べやすくカットした大根を皮つきのまま塩漬けし、甘めの昆布だしで本漬け、さらに「舞子はんひぃひぃ」は、七味をトッピングした一品。思わず箸が止まらなくなる、癖になるお味。
なが~いあぶらとり紙(加美屋)
メイク崩れしにくいと話題のあぶらとり紙に、京都タワー仕様のロングサイズが登場。従来よりも縦に2倍長く作られているため、鼻&頬のあぶら浮きを一気にカバー。お土産にも。
京都宇治抹茶プレミアム(ROLLY’S ROLL ICE CREAM KYOTO)
味にも見た目にも京都女子の「かわいい」を意識した、スペシャルメニュー。京都の宇治抹茶を使用した香り高い生地にオレオをミックスした、世界に一つだけの「ロールアイス」。
京モダンセット(京都六角館さくら堂)
京都らしいオリジナルモチーフが得意な化粧筆専門店から、毛質にこだわった基本化粧筆5本セットが登場。仕上がりに差が出る質のいいメイクツールは、美意識の高い女性向け。
京都タワーの歴史と豆知識
京都タワーは、いつどのような経緯で誕生したのでしょうか?京都タワーは1963年8月に立柱式を迎え、1964年12月にオープンした建造物です。もともとは1953年に、京都駅北側に建っていた京都中央郵便局の移転がきっかけで、建設が検討されたのだそうです。
一切鉄骨を使用しない「無鉄骨建築」として、世界で最も高い建造物と言われており、その高さはなんと131m。なぜ131mになったかというと、当時の京都の人口が131万人だったから…ではなく、条例に則った結果決まったんだそう。はじめに台座となるタワービルが高さ31mで建設され、その上に100mのタワーを作ったという経緯があると言われています。
その後創業40周年の記念に誕生したのが、マスコットキャラクターの「たわわちゃん」。現在もなお、京都タワーの顔として人々に親しまれています。2014年には展望台やレストランがリニューアル、開業50周年を迎え、京都タワーサンドがオープンしました。
ところで京都の街並みの中でも、ひと際目立つほっそりとした優雅な白い外観。このデザインは、どのような背景で生まれたものなのでしょうか?実はこのデザインは、海の無い京都の街並みを照らす、「灯台」をイメージして考案されたものです。建設当初は、京都を代表する建造物として、ふさわしくないのでは?などといった声もあったようですが、今では有名な観光スポットの一つとして十二分に存在感を示しており、その役割をはたしています。
京都タワーへのアクセス・拝観時間・料金etc
それでは最後に、京都タワーの詳細情報についてお伝えします。
アクセス
JR京都駅から徒歩2分(京都駅地下街ポルタ直結)。専用駐車場なし。
- 新幹線を利用する場合
「新幹線中央口」を出て「近鉄電車ホーム」が見えたら右手。「南北自由通路」エスカレータ—を上がり、直進。「伊勢丹」を左手に見ながら進み、エスカレーターを降りると、左手に「京都タワー」あり。
- 在来線を利用する場合
※展望室へは、1Fの専用口からエレベーターで11Fへ。
各主要都市からのアクセス
東京:新幹線 約2時間20分
名古屋:新幹線 35分
JR東海道本線・琵琶湖線 約2時間10分
大阪:新幹線 15分
JR京都線 約30分
拝観時間
9:00~21:00(最終入場20:40)
※当面の間、11:00~19:00(最終入場18:30)
料金
大人:800円
高校生:650円
小中学生:550円
幼児(3歳以上):150円
障害者:400円
※タワーへの入場自体は無料です。