今回は、平安神宮の魅力を具体的に解説します。
平安神宮は京都市にある有名な神社であり、重要文化財にも指定されています。神社というと小さなお寺をイメージしますが、平安神宮の場合は壮大なスケールであり、歴史的建造物の集合体と言えるでしょう。見どころ満載の観光スポットとして知られてはいますが、具体的な魅力はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、平安神宮における7つの見どころや、知って得する豆知識をたっぷりとご紹介させていただきます。周辺のお土産スポットもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
平安神宮の最大の見どころ!おすすめポイント7選!
1.観光客を迎え入れる「大鳥居」
駅から市バスで平安神宮に向かうと、大鳥居から目前のバス停にたどり着きます。大鳥居は日本国内でも最大級の鳥居であり、神社によくある小さなものとはまったく別物です。
高さは24メートル、幅は18メートルあり、文字通り大鳥居。スケールの大きさもさることながら、鮮やかな朱色のデザインも魅力的です。存在そのものが絵になるため、記念撮影の場所としても最適です。
2.平安神宮のシンボル「応天門」
応天門は、平安神宮の入り口を意味するものです。単なる門ではなく、二層構造の巨大な建造物です。デザインには大鳥居と同じ朱色に加えて、青磁色が使われています。
重厚かつ美しい見た目により、これまで多くの観光客を魅了してきました。平安神宮の入り口を飾るにふさわしい建造物であるため、現地でじっくりと見ておくことをオススメします。
3.壮大な庭園「神苑」
神苑は、日本全国を含めても指折りの庭園であり、総面積はおよそ33,000平方メートルです。「明治時代の日本庭園と言えば平安神宮の神苑をおいてほかにない」というほどに名高いスポットであり、見どころ満載です。
具体的には、春に鮮やかな桃色を見せる紅しだれ桜や、広大で透き通った池など、ほかにもまだまだあります。季節ごとに魅力的な植物が集合しているため、一年中楽しめるスポットでしょう。泰平閣や尚美館など、風情ある建造物を見られることも大きなポイントです。
4.重要文化財「大極殿」
大極殿は、平安神宮のメインとも言える建造物です。平安宮大極殿院をイメージして作られており、伝統的な建築技術が駆使されています。左右均一でバランスの取れたその見た目は、美しいの一言に尽きるでしょう。
面積も約404平方メートルと大きいため、スケールの大きさに圧倒される人も多くいます。精巧に作られた完成度の高い建造物であるため、細部までじっくり見てみることをオススメします。
5.重要文化財「蒼龍楼&白虎楼」
蒼龍楼と白虎楼は、大極殿の左右にある建造物です。正面に向かって右手にあるのが蒼龍楼、左手にあるのが白虎楼であり、それぞれ重要文化財に指定されています。
双方ともに荘厳な造りになっており、たいへん豪華な印象を受けるでしょう。
色鮮やかなデザインも魅力的なポイントであり、多くの観光客が足を止めます。また蒼龍楼の「蒼龍」を現す像と、白虎楼の「白虎」を現す像が設置されていることも大きなポイントです。
6.登録有形文化財「神楽殿」
神楽殿は、さまざまな儀式を行うための建造物です。結婚式がメインになるため、多くの人に親しまれています。平安神宮ということもあり、高い頻度で結婚式が行われることはなさそうに思えますが、実際には1日10組以上の、結婚式が行われているのです。
構造としては屋根の大きいことが特徴であり、いわゆる入母屋造になっています。平安神宮における他の建造物と同様に、精巧なつくりと鮮やかな色合いが魅力的です。
7.伝統行事「時代祭」
平安神宮では、年中行事として時代祭が行われています。基本的には10月22日を開催日としており、時代ごとのスタイルに扮した人々を見れるのです。演奏なども行われる盛大なお祭りであるため、一度は見ておくことをオススメします。
時代を駆け巡ることをテーマとするお祭りですが、長い時間がかかるものではなく、2時間ほどで終了し、最後までストレスなく楽しめるような魅力的なお祭りであり毎年多くの観光客が訪れます。
平安神宮の歴史と豆知識やご利益を解説!
平安神宮は最近建築されたわけではなく、長い歴史と伝統があります。そこで平安神宮が創設された背景や、これまでの歩みについて具体的にご紹介しましょう。
100年以上にわたって存在する神社!
平安神宮は、1895年に平安遷都1100年を記念して創建されました。当時の内国勧業博覧会のメインとして存在感をアピールする狙いがあり、選りすぐりの人材を投入して建築を行いました。また平安神宮の祭神は、平安遷都を実際に行った桓武天皇です。平安京で人生を送った最後の天皇である孝明天皇も、のちに祭神として加えられています。
火災の被害に遭うも復活を遂げる!
見事なまでに美しい平安神宮ですが、実は1976年に火災が起きています。本殿をはじめとする9棟が消失するという深刻な火災であり、当時は文化財の指定になっておらず、国からの積極的な支援を受けられないという状況でした。
しかし多くの人々からの募金により、火災から3年後に再建されたのです。火災のあった建造物とは思えないくらいのクオリティが実現されているため、今でも多くの観光客が訪れる名高いスポットとなっています。
平安神宮のお守りには魅力的なご利益が!
平安神宮のお守りはさまざまあり、目的に沿ったご利益を期待できるのです。具体的には健康のお守りや、交通安全のお守り、縁結びのお守りや幸運のお守りなど、ほかにもまだまだあります。デザインのバリエーションも豊富にあり、よくあるお守りとは異なる独自性のあるものも多く見られます。
お守りだけでなくお札などもあることから、選択肢が広い点も魅力的なポイントです。男性と女性のそれぞれがお気に入りの品を見つけられることでしょう。
拝観時間目安・料金・アクセス
所在地 | 京都府京都市左京区岡崎西天王町 |
拝観時間目安 | 6:00~18:00 神苑は8:30~17:30 |
料金 | 基本無料 神苑拝観料は大人600円 小人300円 |
定休日 | なし |
アクセス | JR京都駅より市バスを使い、「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 バス停より徒歩5分ほどで到着。所要時間は30分ほど。 |
電話番号 | 075-761-0221 |
公式HP | http://www.heianjingu.or.jp/about/traffic.html |
平安神宮近くで人気のお土産ショップ3選!
平安殿(へいあんでん)
平安殿は、京菓子を販売することで有名なお店です。京ブランド認定品の数々を販売しており、非常に高い人気を誇っています。具体的にはお饅頭やお餅、サブレなど、ほかにも多くの種類があります。伝統的な技と品質にこだわった絶品菓子を購入できるため、非常にオススメのお店です。和菓子・京菓子を求めるならぜひ一度立ち寄ってみましょう。
所在地 | 京都市東山区平安神宮道三条上ル堀池町373-10 |
営業時間 | 10:00~17:00(定休日:月曜) |
アクセス | 地下鉄東西線 東山駅より徒歩5分程度 |
公式HP | http://heianden.shop-pro.jp/ |
京華堂利保(きょうかどうとしやす)
京華堂利保は、京都でも有数の伝統銘菓のお店です。大徳寺納豆が入った餡を麩焼き煎餅で挟んだ菓子を販売しており、煎餅には職人の手で模様が描かれています。また大きな、
どら焼きのような菓子も人気であり、たっぷりの羊かんをはさんでつくるものです。すじに沿って切った形が傘に似ていることから、しぐれ傘という名称がついています。
そのほかにも魅力的な商品を多くそろえていることから、オススメできる土産物店です。
所在地 | 京都府京都市左京区難波町226 |
営業時間 | 9:00~18:00(定休日:日曜、第3水曜) |
アクセス | 京阪電気鉄道鴨東線 神宮丸太町駅より徒歩5分程度 |
公式HP | http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp/shop/kyokadotoshiyasu.html |
加藤順漬物店(かとうじゅんつけものてん)
加藤順漬物店は、京漬物を販売する土産物店です。茄子や白瓜、ちりめん菜など、さまざまな野菜を使った漬物をそろえています。歴史ある製法で丹精込めて作られる漬物の数々は、多くの観光客の舌を唸らせてきました。数百円で購入できるリーズナブルな漬物も多いため、こちらのお店も非常にオススメです。
所在地 | 京都府京都市左京区大文字町165−2 |
営業時間 | 9:00~18:00(定休日:月曜) |
アクセス | 地下鉄東西線 京都市役所前駅から徒歩10分程度 |
公式HP | http://www.katojun.jp/ |
まとめ
本記事でご説明した内容を簡単にまとめましょう。
- 平安神宮には大鳥居・応天門・神苑をはじめとする多くのみどころがある
- 桓武天皇を祭神として建てられた神社であり、100年以上の歴史を誇る
- 1976年の火災によって大部分が焼失したものの、全国からの募金によって再建
- お守りの種類は豊富にあり、形状やデザインもお守りによってさまざま
- 平安神宮の近くには多くのショップがあり、平安殿や京華堂利保が人気
また平安神宮周辺には、伝統的なお店がたくさんあります。魅力的なお土産をそろえるお店も多いため、いろいろと回ってみることをオススメします!